二人でマッサージなので豪華です
トリートメント用の着替え
ドクター退出後、トリートメント担当のスタッフさんが、ドアに鍵をかけます。
閂型の鍵が上下に付いています。
もう1人のスタッフさんが、トリートメントの際につける下着を私に見せてきました。
ひも状の…ひも状のインナーですが、紐パン的なものではなく、いわゆるふんどしでした。
「全部脱いでこれをつけてね、最初は私がつけるわね」
的なことを言われましたので、
とりあえずさっさと服を取りました。
エステなどに行ったことがあるので、インナー1枚になるのは、そんなに抵抗がありません。
全裸になるのも、温泉だと思えば、不思議ではありませんし、何より相手はプロなので、何百人もの患者さんの裸を見ている事でしょう。
私は
いよいよ本場のトリートメントを受けられる!!!
ということでとてもワクワクしていました。
声は出していませんが、口角があがっているのが分かります。
何もかもが新鮮で、このふんどしをつけるのすら私は嬉しかったです。
ふんどしフィッティング
さてスタッフさんは、
私の後ろに回り、手をまわして前にふんどしの布部分を持ってきて、
ウエストの後ろで腰紐を結びます。
布部分を股からくぐらせて後ろに持ってきて
腰ひもの内側に入れ、たらします。
余った部分をお尻のところにしまったようです。
ふんどしのフィッティングが終わったので、私は振り向きました。
スタッフさんが、ベッドのところに手招きします。
ベッドの真ん中の足元には、木製の階段がありました。2段ほどのその階段を上るときに、スタッフさんが手を出してくれたので、私は紳士にかしづかれる淑女のように、手のひらを重ねて優雅に、ちがった自称優雅に、ベッドの上に登りました。
上体を起こして足を伸ばしたままでいると、頭の位置とずれていたのかちょっと登ってと言われました。
ずりずりと押しでベッドの上のほうに移動します。
「OK」と言われた場所で止まりました。
もう横になるのかなあと思って、寝ようとしたところ、「Stop」と言われました。
そのため上体を起こしたままにしました。
トリートメントオイルと対面
スタッフさんが、ちょっと縁の高いお盆のようなものに、茶色い液体を入れて、私の足元に置きました。
今日のトリートメントに使うオイルのようです。
スパイスと甘い香りがします。
例えるって言うなら…いやちょっと例えるのはこれは難しいと思います。
なんというか、インドの香り、インドの香りです。
私は目をつぶって、すんすんとその匂いをかぎました。
私が匂いを嗅いでいるのを見て、私の右側のスタッフさんが、そのトレイを近くに寄せてくれました。
私はさらに力強く匂いをかぎました。
うんうんと私は笑顔でうなずくと、スタッフさんも笑顔になって、におい嗅がせタイム終了です。
そして、そのトレイを私の背中の後ろに置きます。
スタッフさんが2人がかりでまず、そっと私の背中にオイルを塗ります。
いよいよトリートメントが始まりました。