びよとま

美容(主にダイエット、脚痩せ)とまんがを略して「びよとま」です。しかしまんがが主になりつつあり美容成分薄いです。毒にも薬にもならない絵日記まんがを描いています。

ネタバレあり!長いです!!ゴティックメードレビュー (2)

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公式よりお借りしました

さて、テロリストの正体は


ユーゴ・マウザー教授と、ツバンツヒでした。
マウザーは自作のGTMとカイゼリンを戦わせたかった様子。負けて悔しがります。

 

ツバンツヒは、GTM戦にも興味があるようですが、ベリンとトリハロンのこれからにも興味があるようです。

 

「君たちの花壇には、どんな花が咲くのかな」

 

はい〜!
クリスティンも、慧茄に同じこと言われてます〜。

「あなたたちの花壇に花が咲くことはないでしょう」


つまり、2人は立場上、結ばれないということです…。

 

ツバンツヒは、派手なカラーリングと個性的なファッションで、出てくると華がありました。

ツバンツヒはマウザー教授ほど、勝ち負けにこだわってはいない様子なのが??です。
本当に勝ちたいなら、マウザー教授が止めても自分が作ったGTMを出したことでしょう。


銀河英雄伝説でも、戦争で大事なのは数だ、戦力だと言ってた記憶があります。

 

マウザー教授たちが登場したときに、
デッデッデッデッ
と、いかにも不穏な雰囲気を醸し出しBGMで、
おお〜来ましたね!と、期待させてくれて良かったです。なんか懐かしい感じがしました。ファミコンぽいっていうか(私はまったく音楽が分からないです)。

 

 

 

都行き、到着

大地が茜色に染まる時間帯、ついに到着しました。
ベリンはまた、道に種を蒔きます。

そして、トリハロンに再度、種を蒔いてみないかすすめますが、トリハロンは断ります。

トリハロンはベリンを大切に思うからこそ、断ってるんですよね…テロリスト殲滅の手ですからね…。

しかし、ベリンはトリハロンと種を蒔きたかったんですよ!(断言)。

 

トリハロンよー!

 

都行きが終わったら、2人は離れ離れ、立場上、会うのも難しいことでしょう。

ベリンは詩女、トリハロンは皇子です。

 

ベリンは、
「では、殿下の星に蒔いてください」
と種を渡します。

 

ベリン、グイグイ来てますね!

そして言うのです。

 

「花が咲いたら、思い出してください」

 

思い出すって、都行きやこの星のこと、何よりベリンのことでしょう。

「私のことを思い出してください」と言わないベリン、奥ゆかしいのかもしれませんし、恥ずかしいのかもしれません、でも思い出して欲しいはず…。

 

毎年、花が咲くたびに思い出して

 

って、花に託しているとです。

 

映画館は大人ばっかりだったんですけど、

思春期の子に見せたらどうなっちゃうの…?!
ときめきすぎてボークスやカドカワに入社企むんじゃないでしょうか…!

 

ベリンの織った布

ベリンはまた、トリハロンに、1年間、祠に入っていたときに作った織物を渡します。

トリハロンは、
「なんと見事な織物か…!」
と、感嘆の声をあげます。

シワルベ内の壁紙に刺繍があったので、トリハロンの星は布に興味があるようです。

この後、ベリンがトリハロンに、星の平和のために
「皇帝になってください」
と言います。

トリハロンは、
「皇帝なんて、そんな子供じゃないんだから簡単なこと言うなよ」
という反応ですが、
ベリンから、歴代の詩女達が現れ、トリハロンに預言を与えて行きます。

途中で
「歴代の記憶を引き継いでいるなんて怪しい」の伏線回収です。

トリハロンは星の平定をベリンに誓い、もらった織物を羽織って
「なかなか楽しかったぜ。じゃあな」
と、船に帰って行きます。

 

ベリンの織物が、皇帝のマントのように見える演出があり、預言通りの未来になることを観客に提示します。

 

この後は、ベリンも、トリハロンも画面に写りません。

 

ですので、観客はトリハロンを見送るベリン目線です。

 

このあたり、映画館では、周りの人がポツポツ動きます。

 

エンドロールが始まるからではありません。

ハンカチを取り出しているのです!

私もハンカチを取り出しました。

近くのメンズも泣いていました…!
ぅ分かるぅ!

 

トリハロンは、振り向かずに行ってしまいます。

 

振り向いたら、別れが辛くなってしまう…。

また、表情豊かなトリハロンです、もしかしたら泣いている可能性もあるかもしれません。

 

そうして静かに2人は別れました。

 

トリハロンを載せたシワルベは、ワープする穴を作り、その穴に一瞬で入り、消えて行きました。

 

それからn年後…


画面転換で、茜色の空から明るい日中に、
2人の別れた荒れた道には、様々な花が咲いています。
都も、以前より大きくなり、栄えていました。

 

ベリンとトリハロンが分かれた道、そこに現れたのは、


クリスティン
ダイグ…ではなくノルガン・ジークボゥ

エスト

です。

 

ノルガン・ジークボゥは、端が破けたマントを羽織っています…。

ベリンがトリハロンに渡した織物です…!

(観客、再びハンカチを目元に持っていく)

 

トリハロンは、星の平定ができ、2人は互いに誓った星の平定をすることができたラストが提示され、

 

おわり

 

です。

 

2人の花壇には、平和という華が咲いたのですエンドでした。

 

五体投地と愛と信頼の花束をささげたい

 

70分で、最初は、
「何年も待ったのに70分かぁ、短いな…」
と、思ってすみません。

 

濃い70分なので、何回見ても飽きませんし、感情が揺さぶられます。
天才…天才の仕事です…。

 

一生に一つでもこんな凄いものを作れたら後は余生ですよ…凄すぎですよ…。

 

モーターヘッドをGTMにして連載を再開、とか意味わからないですけど、この映画見たら全てもーまんたいです。

 

天才の仕事ですから、私はそれを享受できるだけありがたいです…。

 

五体投地するしかない…!

 

ドリパスで上映リクエストに投票して、また見てこようと思います。

脚本的によくできているなーと思った話は別途書きます。

なんでこんなことを書くかというと、私は趣味でシナリオの講座に通ってたのです。