タクシーでチムジルバンに行ってみた結果
ボトックスのために韓国に来た話3です。
韓国語ができないためにタクシーにやっと乗れたのが前回までのあらすじです。
おじさんは空港からタクシーサウナまでの道のりを走りながら、ジェスチャーで、空港をぐるっと回っているんだよ、と教えてくれました。
おそらくぐるっと回っていったらめっちゃ近いよ、と言う話でしょう。
そして私があの運転手さんにサウナの入り口まで車をつけてもらったところ、入り口が薄暗く、張り紙がしてあります。いやな予感がします。
タクシーの運転さんが「ちょっとまってて」と、手でジェスチャーし、さっと運転席を降りて、確認してきてくれました。
私は韓国語がわからないからでしょう。
親切です。
おじさんは入り口で張り紙を確認後、振り向き、そして手で、ばってんです。今日やっていません、と。
詰んだ…と思いました。
ノーリサーブ、ノーホテル
タクシーのおじさんは、戻ってきてから私に尋ねました。
「ホテル?ホテル?」
私はつたない英語で答えました。
「ノー、ノープロミスホテル」
おじさんに、おそらく「どーするの?」的なことを言われました。
そこで私はGoogle翻訳でおじさんに伝えました。
ここら辺で近くて安いホテルに連れて行ってください。
私は寝るだけなので、清潔なベッドとシャワーがあればいいので、安ければいいのです。ホテルを楽しみに来ているわけではないので。
おじさんは分かったと言って車を走らせてくれました。
親切にされておいてなんですが、私は、
タクシー代めっちゃ取られるんだろうか、
ホテルに連れてってもらえるんだろうか
と不安でいっぱいでした。
しばらくするとおじさんが信号待ちの時間に、右手と左手のホテルを交互に指差します。
どっちがいいのかと聞いてるので、私は近ければいいので(タクシー代もかからないし)、
ニアリーホテル
と答えました。
おじさんは右折して近いホテルの敷地に入ってきました。
親切なおじさんが、ホテル予約まで!!
車を止めるとおじさんは、一緒についてきてくれました。そしてなんと受付の人に事情話してどうにか泊めてやってくれと話してくれているんです。
なんでそんなことがわかったかと言うと、受付のお姉さんが、首を振っているのがわかりました。部屋がないと言う話だったんだと思います。
また、実際に泊まった部屋がダブルの部屋だったので、「シングルルームはもうないよ」という話だったのでしょう。
しかしなんかおじさんは、粘り強く交渉してくれ、およそ5分ほど放されたのでしょうか。オーケーが出ました。
55,000オーケー?と聞かれたので
ウォン?オッケーオッケー!!
と答えました。おじさんがさっさと車に戻ってきました。
タクシー代の支払いがまだです!!!
ホテルの受付の方がカードキーを渡してきました。
私はホテルの外に出ようとしたのでホテルの受付の方に、そっちじゃないよと止められました。
私はウェイトアミニットと答えました。ホテルの方に伝わったようで、安心したように笑ってうなづきました。
ホテルの玄関ポーチで、おじさんが待っていました。
おじさんは窓から手を振って(お金は)いいよいいよ、と言うジェスチャーをしましたがそんなもちろんそんなわけにはいきません。
タクシーの料金メーターを見たら、8800ウォンと出ていました。(1000円=10000ウォンくらいのレート)
私は10000ウォンを出しました。
おじいさんは1000ウォンをお釣りに出してきましたが、
私は、
チップチップ!! ユーアーベリーカインドセンキュー
と言ってチップに渡しました。
おじさんは笑顔で帰ってきました。
おじさんのタクシーの社名を控え忘れたのはうっかりでした。
お礼のメールでもかければよかったです。
サービス業はクレームはあれども、お礼なんてなかなかもらえないので。
そしてホテルの部屋に入って、無事宿にたどり着けたことに感謝しました。